第16回目となるヴェンデミア・ダルティスタでは、2021年ヴィンテージの特徴を表すキーワードとし「ラ・ジェネロジタ（寛大）」を選びました。この言葉は、いろいろな動植物が自然環境の中で共存する大地と、オルネッライア2021の生産に携わった栽培、醸造チームの情熱を表現しています。

「ラ・ジェネロジタ」をモチーフに、イタリアの女性芸術家、マリネッラ・セナトーレが作品を制作しました。

音楽、美術、映像など、多様な表現形式をテーマにするイタリアの女流現代芸術家。芸術の表現手法、および、内容とも、集団をテーマにしており、自分自身が参加する形式の作品を制作してきました。ポップカルチャー、ダンス、音楽、集団イベントなど、伝統や地域性の豊かな言語や動作、および、芸術と社会問題が融合した「アーティビズム」を通して、集団的な行動や儀式、政治的な視点、社会的な変革を表現し、社会における出会いや共有を生み出す可能性を探っています。

マリネッラ・セナトーレは、オルネッライア2021のキーワードである「ラ・ジェネロジタ（寛大）」をモチーフに、コラージュの技法で自身の芸術観を表現。作品はコラージュによる連作で、多数の情報、映像、エネルギーの動き、思想を1枚のラベルに凝縮しました。

ワインのラベルは、畑の土壌、畑の「寛大さ」、個性豊かな土壌、および、土地、エネルギー、人間の三者の関係を表現しています。また、ラベルに描いた天空の星により、オルネッライアが持つ力強いエネルギーと、高品質のワインを表わしました。

セナトーレの芸術のコンセプトは、750ml、3リットル、6リットルのボトル用に制作したコラージュや、9リットルのボトル用に作った水銀不使用のネオンの彫像に表れています。